死ぬほど洒落にならなかった怖い話 -後編-
タイトル読んでピンときた人もいるかもしれないが、この話はオカ板の某スレに投下しようかどうか悩んでいたのよね。
とりあえずあそこの本気っぷりには太刀打ちできそうもないんで見合わせた代わりにこっちに書いてみた。
続き
燕三条を過ぎた辺りから天候が徐々に悪化。
更に長岡JCTを過ぎる頃にはとんでもない事になっていたのだ。
フロントガラス越しに見える景色はただただ真っ白。
日本海から叩きつけるように吹く猛吹雪。
更に強風が積もった雪を巻き上げる地吹雪が加わり5m程度先さえ全く見えない状態。
追突寸前まで接近しないと前を走っている車に気付けない。
どの車線を走っているのか、或いは路肩を走っているのか、そもそもちゃんと車が進行方向を向いているのかさえわからない。
この時車の中のAさんと俺は外の景色に負けないくらい真っ白な顔をしていたんじゃないかと思う。
10km/hくらいの速度でなんとか進むのが精一杯だった。
正直なところ俺は、知らずに崖から転落したりして死ぬんじゃないかと本気で思った。
実際には壁があるから簡単に落ちることはないだろうけど。
まぁその位の恐怖だったわけだ。
上越JCTに近づくにつれて徐々に吹雪も収まってきた。
視界も良好。
ただ上信越道は雪の影響で大型のチェーン規制が入っていて、先の見えない渋滞が続いていた。
そろそろ日付も変わるような時間だった。
さっきまでの命を削るような緊張感から開放された事もあって俺は「明るくなる前に家に着ければいいなぁ」と呑気に構えていたのだが。
「チッ!」
聞き慣れない音が俺の耳に飛び込んできた。
舌打ち?
車の中にいるのはAさんと俺だけだ。
当然俺は舌打ちなんかしていない。
周囲は大型ばかりだから外の音が聞こえてきたわけでもない。
まさか…いやしかし。
俺は自分の耳が信じられなかった。
だが再び聞こえてきた舌打ちは間違いなく、助手席に座る俺の右側…つまり運転席から聞こえてきた。
俺は恐る恐るAさんの方を向いた。
するとそこには…
「チッ!!何チンタラ走ってるんだよ!早く行けよバカヤロウ!!」
普段からは全く想像ができない、今までに見たこともないような形相でブツブツと言い続けるAさんがいた。
やがて文句を言うだけでは飽き足らず、ハンドルをバンバンと両手で叩き始めた。
アクセルやブレーキも強引になり、いつ前を走る大型に突っ込んだとしても不思議がない状態。
よく「人が変わったように」って言うけど、あれはマジで「実は別人なんじゃね?」とか思うくらいの変貌だった。
俺は 今度こそ 死を 覚悟した。
…ってするかー!!!
状況打破の方法を求めて周囲を見渡すと国道18号が見えた。
しかもこの悪天候もあってか、車が走ってる気配なし。
そして目の前には丁度中郷ICが。
俺はすぐにAさんに高速を降りて国道18号を進む事を提案。
今度は同意してもらえた。
路面状況はあまり良くなかったけど、それなりに順調に走ることができたので午前3時位には家に辿り着く事が出来た。
もう2度とAさんの運転する車には乗りたくなかったが、2日後に出向先に戻る時には乗らざるを得なかったわけで。
次からは自分の車で帰る事にした。
今までの人生の中でも1番洒落にならなかった恐怖体験。
オカルト要素がないので某スレへの投下はやめたんですが、ここに書いてて改めて思い返してみると…
昔は上越辺りはちょいちょい車走らせて遊びに行ってたんですわ。
その頃から国道18号の「ある地点」がどうも苦手で。
その付近を走ってると不自然なまでに異様な眠気に襲われるって事が何度もあって、どうも嫌ぁーな感じがしてたんですがね。
よくよく思い返してみるとその「ある地点」とAさんが豹変した場所が微妙に一致するんですよ。
まぁ高速道と国道って違いはあるんですけど。
単なる偶然なのか、或いは何かあるのか。
詳しく調べてみる気には…なれないわ。
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コメント
調べてみたんだけど、碓氷峠付近なら多分ビンg(ry
投稿: ルーシェ | 2009年1月24日 (土) 01時59分